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アイシン精機、パーソナルモビリティを事業化 商業施設でリース開始

2020/3/9(月)

アイシン精機が開発した「ILY-Ai(カラフルタウン岐阜 専用モデル)」

アイシン精機が開発した「ILY-Ai」(カラフルタウン岐阜 専用モデル)

アイシン精機株式会社(以下、アイシン精機)は3月6日、パーソナルモビリティ開発の事業化を発表した。対象となるのは、2015年3月の初代モデル発表以降も開発と評価を進めてきた「ILY-Ai(アイリーエーアイ)」。同モビリティを利用した事業の初弾として、3月7日からトヨタの100%子会社が運営するショッピングセンター「カラフルタウン岐阜」(岐阜県岐阜市)で有償リースを行う予定だ。
「ILY-Ai」についてアイシン精機は、商業施設に特化したパーソナルモビリティと位置づけており、買い物時の荷物用カートとして利用したり、小さな子どもと乗ったりといった用途を想定している。

カラフルタウン岐阜では、すでに昨年7月から実証実験として「ILY-Ai」の貸し出しを行っており、アイシン精機の発表によると、土日には平均して一日あたり約30名が利用している。今回の事業化にあたっては、こうした利用者からの声なども反映させたという。なお、今回行う有償リース事業では、アイシン精機からショッピングセンターへとリースする形態をとり、利用客は会員登録すれば無料でレンタル利用ができるとのことだ。

アイシン精機は、今回の事業開始をきっかけに、全国の商業施設への導入に向けて取り組んで行く方針だ。同社のプレスリリースでは、「パーソナルモビリティをはじめとしたラストワンマイルをサポートする移動サービスの提供など、MaaS社会での新たなニーズを見据え、技術開発と提案を積極的に行っていきます」と語っている。

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