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自動車技術会、「自動運転AIチャレンジ」を開催

2019/2/1(金)

出所=ティアフォー


自動車技術会は、今後の自動車業界を牽引する技術者の発掘育成のための新たな取り組みとして、「Japan Automotive AI Challenge 自動運転AIチャレンジ」を3月23日(土)~24日(日)にかけて東京大学(決勝)と東京海洋大学(トレーニング)にて開催する。
自動運転AIチャレンジは、参加者が開発した物体・領域認識アルゴリズムをカート車両に実装し、試験路における自動走行時のアルゴリズム精度を競う競技。

参加者はまず、経済産業省主催AIエッジコンテストに参加、オンラインのアルゴリズム精度競技を行う。その競技の上位チームが、開発したアルゴリズムを自動運転プログラムに実装、デジタル地図作成やセンサーチューニングを行い、カート車両に搭載。カート車両は、試験路にて設定された課題をクリアし、ゴール順位などを競う。

CASEと呼ばれる新たな技術領域が自動車業界の競争の中心となる中、AIやITの技術者が不足しており、自動車業界全体で急速に必要性が高まっている。今後の自動車業界を牽引する技術者の発掘育成の為の新たな取り組みとして、自動運転におけるAI技術を競う国際的な競技を開催するのがコンセプト。産官学が協力して行うこの競技を起点に、自動車産業の発展に寄与する枠組みの構築を目指す。

(スケジュール)

日時 2019年3月23日(土)、24日(日)

(場所)

・決勝:東京大学 生産技術研究所附属千葉実験所(柏キャンパス)
・トレーニング:東京海洋大学越中島キャンパス(公式トレーニング期間として3月16日~22日予定)

(競技ルール)

・出場は4チーム、1チームあたり最大3名とし、各チームにAIエッジコンテストの上位入賞者が1名以上含まれること。
・カート車両はすべて同スペックであり、自動運転プログラム(Autoware)を搭載したPCも同スペックの物とする。チームにて開発したアルゴリズムをAutowareに組込み、各競技に参加する。
・「完走」「タイム」の2つのトライアルを実施する。

(表彰)

  • 経済産業省製造産業局長賞(予定)、日本自動車工業会会長賞および副賞(賞金)
  • 表彰式においては、トークショーなどのサイドイベント予定。また、自動運転車両の展示も行う予定。

(参加方法)

経済産業省主催のAIエッジコンテストに参加。アルゴリズム精度競技に参加する。
上位入賞者(最大4チーム)が自動運転AIチャレンジでカート車両による実走行競技に参加。

(運営体制)

(自動運転チャレンジ検討WG・自動運転AIチャレンジSWG メンバー/敬称略)

委員長 葛巻 清吾 トヨタ自動車株式会社
リーダー 加藤 真平 東京大学/株式会社ティアフォー
幹事 平野 洋之 トヨタ・リサーチ・インスティチュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社
東 雄一 公益社団法人自動車技術会
糸賀 拓馬 株式会社SIGNATE
大前 学 慶應義塾大学大学院
小木津 武樹 群馬大学
小嵜 耕平 株式会社リクルートテクノロジーズ
雄谷 誠祐 ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社
垣見 直彦 経済産業省
齊藤 秀 株式会社SIGNATE
佐々木 敬規 トヨタ自動車株式会社
新海 正史 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
菅沼 直樹 金沢大学
高野 宏冶 株式会社本田技術研究所
竹内 栄二朗 名古屋大学大学院
谷川 浩 一般財団法人日本自動車研究所
中野 裕太 経済産業省
浜野 紘一 株式会社SIGNATE
廣瀬 一人 NVIDIA Corporation
増田 陽洋 経済産業省
松岡 誠 本田技研工業株式会社
松尾 豊 東京大学大学院
柳井 達美 日産自動車株式会社

(問い合わせ先)

公益社団法人 自動車技術会 育成交流課 小高・藤本
〒102‐0076 東京都千代田区五番町10‐2 五番町センタービル5F
電話 03-3262-8214 E‐mail:ikusei@jsae.or.jp

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