昨今、中山間地域における公共交通の空白化などにより、高齢者や身体に障がいを抱える人を中心に、移動手段の不足が社会問題になっている。マツダは、クルマとコネクティビティ技術を活用することにより、地域住民が助け合うコミュニティ、そこに参加する地域内外のドライバー、そこで生まれる人と人とのつながりを創出していくことで、前述の社会問題の解決を図る方針だ。

マツダは今回の移動サービス実証実験において、地域移動サービスで用いる運行管理システムと利用者用アプリの開発を担当する。アプリ開発によって、地域住民が運行する地域移動サービスの運営を省力化し、アプリ内のコンテンツを充実させて人々の参加を促し、地域の活性化につながる様々な付加価値を生み育む取り組みに貢献していく姿勢。今回の実証実験で得られたデータを蓄積し、次世代コネクティビティ技術や自動運転技術と組み合わせたライドシェアサービスの開発を目指すとしている。