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みちのりHDら、ひたちBRTで自動運転バスの実証  路車協調・遠隔監視など検証

2020/9/24(木)

(左)2020年度の走行予定ルート/(右)2018年度の実証実験時の様子

茨城交通、みちのりHDなど8社および日立市、茨城県は、2020年10月上旬から21年3月上旬の間に自動運転走行実証実験を予定していると23日に発表した。

今回の事業は、茨城交通、みちのりHD、日立市、茨城県、住友電気工業、パイオニアスマートセンシングイノベーションズ、小糸製作所、コイト電工、KDDI、KDDI総合研究所が参画。中型バスを用いた自動運転走行の実証実験を行う。2019年度に国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)が、「中型自動運転バスによる実証実験」を実施するバス運行事業者のひとつとして、今回の事業を選定している。

今回の実証実験は2回目となる。1回目の実証実験は、「ラストマイル自動走行の実証評価(日立市)」として2018年に行われた。今回の実証実験では、自動運転車両と通信を行う路側センサーと遠隔監視装置の検証が目的となる。

車両の走行は、道の駅日立おさかなセンターとJR常磐線常陸多賀駅の間を結ぶ専用道区間(約6km)を含む約9kmで行われる。この路線はひたちBRT(Bus Rapid Transit)の運行路線であり、年間約53万人が利用している。今回の実証実験では、通常の路線バスのダイヤに追加して自動運転バスのダイヤを設定し運行する。一般に広く利用してもらうことで、2022年以降の本格的な商用運行に向けた課題抽出を進めることも、今回の実証実験の目的に含まれている。

なお、実証開始に向けた準備状況等は、みちのりグループで取り組む自動運転プロジェクトのWEBサイトにて適宜更新していく予定となっている。

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