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博覧会協会・大阪商工会議所、夢洲での実証実験公募の採択結果発表

2021/6/1(火)

公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下、「博覧会協会」)は5月31日、2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲(大阪市)で取り組む実証実験の公募結果を発表した。公募に寄せられた39件の提案のうち、採択を受諾した9件が実験実施の候補者となる。今後、大阪府や大阪市と協議の上、実証実験を進める見通しだ。

今回の公募は、夢洲における初となる実証実験の公募であり、2021年1月18日から2月19日まで実施し、39件の提案が寄せられた。各提案は、外部有識者等5名で組織する選考委員会による1次選考、および2次選考により選考され、10件の提案が最終選考を通過した。そのうち9件が採択を受諾し、実験実施候補者となっている。

実験実施候補者一覧



今回の発表では、実験実施候補者となった採択案件の概要も公表している。大阪市高速電気軌道株式会社(以下、大阪市高速電気軌道)は、万博輸送の模擬テストコースを構築し、レベル4相当の自動運転車両を走行実証を行う予定だ。関西電力株式会社(以下、関西電力)は、ドローンポートによるドローンへの非接触充電機能、およびドローンと防犯カメラとを連携させた防犯機能を持たせたスマートポールの有効性を検証する。

LIFT AIRCRAFT INC.は、2021年後半より同社製の一人乗りeVTOL「HEXA」を使った体験飛行を全米各地で計画している。この計画は、操縦免許を持たない人が地上での簡易なオリエンテーションを受けた後に10分程度の飛行を行うというものだ。同様な運用が日本の環境、法規制下で成立するか否かを今回の実証実験で検証を進める。

なお、実施に向けた実証場所の協議・調整は、大阪府、大阪市、大阪商工会議所が設置する「実証事業推進チーム大阪(以下、チーム大阪)」が担当しており、実証実験の実施が決定した際には、広報・プロモーション等のビジネス化の支援などを個別に行う。



(博覧会協会 「夢洲における実証実験の公募」採択結果へのリンク:https://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/Iken_Youbou/210531expo2025.pdf)

(出典:博覧会協会 Webサイトより)

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