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SBドライブ CEATECで公道の自律走行バスの実証実験に協力 信号情報に基づいて自動で走行&停止 

2019/9/20(金)


SBドライブ株式会社(以下「SB ドライブ」)は、CPS(Cyber-Physical System)※および IoT と「共創」をテーマとした日本最大規模の展示会「CEATEC 2019(シーテック)」に合わせて千葉市美浜区の公道で2019年10月15日から18日まで実施する、自律走行バスの実証実験(実施主体:CEATEC 実施協議会)に協力することを発表した。
※CPS:現実世界における膨大なデータをサイバー空間で分析し、産業の活性化や社会問題の解決に活用していくシステム。
この実証実験では、SB ドライブが提供するハンドルがない自律走行バス「NAVYA ARMA」(仏 Navya 社製)が、「CEATEC 2019」の会場である幕張メッセを、「国際展示場」9~11 ホール前のロータリーから出発して左回りに 1 周するルート(約 1.5 キロメートル)を走行する予定。

SBドライブは、自動運転を前提に設計された「NAVYA ARMA」の公道での走行実証を目的に、2019 年6 月に車両の新規登録(ナンバーの取得)を行い、今回「NAVYA ARMA」は、一般車両の進入を制限して専用空間にすることなく公道を走行する。また、この実証実験では、車両が合計7基の信号情報を取得し、各信号を通過する際に表示される色を予測することで、急制動を行わずに自動で走行または停止することが可能だ。

さらに、SB ドライブが開発中の自律走行車両運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を使用して、遠隔地からダイヤに基づく走行を車両に指示するデモンストレーションや運行管理を実施する。「NAVYA ARMA」が信号と連携したり、遠隔地から指示を受けて走行したりするのは、日本で初めてだ。

SBドライブは、この実証実験において「NAVYA ARMA」を提供する他、道路のデータ収集やルート設定などの技術面における走行準備や、関係者との調整などを行う。また、運転手と、車両に同乗して運転手を補助する保安要員を、訓練を受けた SB ドライブの社員が務め、緊急時は手動運転に切り替える他、不測の事態に備えるなどの十分な安全措置を取る。

実証実験のイメージ

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