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SBドライブ、自動運転車両開発の香港・パーセプティンと協業

2020/1/20(月)

SBドライブ株式会社(以下、SB ドライブ)は、同社が開発する自動運転車両運行プラットフォーム「Dispatcher(ディスパッチャー)」の対応車種拡大に向けて、低速走行車両の自律走行ソリューション提供などを手掛ける PerceptIn Limited (以下、パーセプティン)と協業することを発表した。

SB ドライブとパーセプティンは、自動運転車両を移動手段として日本で普及させることを目的に、今後パーセプティンが開発した自動運転車両とディスパッチャーを連携させ、日本で自動運転車両の運行実験の実施を目指す方針だ。

ディスパッチャーは、複数の自動運転車両の運行を遠隔地から同時に管理・監視できるプラットフォーム。車内での転倒事故につながりやすい乗客の着座前発進や走行中の車内移動などを、AI(人工知能)で検知して遠隔監視者や乗客に注意喚起を行う機能や、それらの事象が過去に発生した箇所や回数を地図上で確認して運行ルートや車両設定の改善に利用できる機能、出発地と目的地を指定して遠隔地から車両に走行指示を出す機能などを備えている。

また、パーセプティンは、独自センサーの搭載により、目的地までの最適なルートを周囲の環境に合わせて自動で走行できる安価な低速自動運転電動車両(LSEV)などを開発している企業。2016年に米・シリコンバレーで創業し、現在は本社を香港(開発拠点は中国・深セン)に構える。昨年8月には日本法人PerceptIn Japan合同会社を設立し、今年1月18日から、奈良県の平城宮跡歴史公園で、富士通のオンデマンド交通サービスを用いた自動運転バスの実証実験を開始している。

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