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損保ジャパンとCarstayが資本業務提携、モビリティ活用推進を図る

2022/1/20(木)

損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)と、Carstay株式会社(以下、Carstay)は、資本業務提携を開始した。1月19日付のプレスリリースで明かしている。

キャンピングカーの国内総保有台数は、2020年に約12万7400台となり、ここ10年間で1.5倍に増加した。また、バンなどの車両をキャンピングカーなど車中泊仕様の車に改造する個人も増えている。

バンライフは、車を基盤とした新たな旅や暮らしのスタイルだ。バンライフユーザーとその市場規模は、コロナ禍において密を避けた旅やワーケーションができる手段として飛躍的に増加。さらに、動くホテル、動くオフィスとしての需要が高まっている。

一方で、急速な需要の高まりにも関わらず、キャンピングカーや車中泊仕様の車両を日常的に駐車できる施設は依然少ない。車中泊の規則も各自治体や施設に委ねられているなど、現状のバンライフの基盤には課題がある。安心・安全なバンライフの実現のためにインフラやルール面の整備が求められている。

損保ジャパンは、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会の実現」を目指している。今回の提携を契機に、バンライフという新たなライフスタイルの確立、地域の活性化を推進する。同時に、モビリティを活用した新たな社会価値の創造とそこから生まれるデータを活用した新サービス開発に向けて取り組むという。具体的には、有事の際やコロナ禍におけるスペース活用のあり方などだ。

Carstayは、「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界」の創造の実現に向けて、スペースシェアならびにキャンピングカーシェア事業を展開している。これまで、大手企業や自治体への営業活動を自社で行い、バンライフの普及と啓蒙を実施してきた。今回の提携により、全国にパートナーの事業者や自治体を有する損保ジャパンの参画でバンライフのインフラ整備を加速。安全性・社会受容性をさらに高めていき、バンライフの発展に貢献するという。

なお、両者は今後、共同でより広範囲で利用者と所有者を補償する保険サービスの開発・提供、Carstayでの移動・滞在・体験に関連するデータを活用した新たなサービスの研究を実施する。そして、パートナー事業者・自治体の開拓に向けて両社アセットを活用すると述べている。

(出典: Carstay Webサイトより)

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