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東海理化・dotD、デジタルキー領域で協業 自動車以外にも展開めざす

2020/9/16(水)

株式会社東海理化(以下、東海理化)と株式会社dotD(以下、dotD)は、デジタルキー領域における戦略的協業に合意した。
両社は今回の協業により、物理的なキーを使用しないキーのデジタル化、スマート化ニーズにスピーディかつグローバルに対応し、社会インフラとして、より便利で安心安全な社会の実現を目指すとしている。

初期の展開としては自動車の鍵をデジタル化(レトロフィット※1、新規車両のいずれにも対応)し、クルマの所有者、ファミリーシェア、個人間カーシェア、法人向け社用車管理に向けたプラットフォームを提供する。
※1 ここでは既存のカギの仕組みを変えずに新しい仕組みを追加することによって、新しいテクノロジーに対応すること。

将来的に、クルマのキーのみならず、店舗、倉庫、オフィス、ビル、駐車場、自転車、駐輪場、ロッカーなどの機器にも対応して、これらを利用するサービス事業者との連携を更に深め、デジタルキーのユースケースを広げる構想だ。

■提供するデバイスおよびソリューション
・TOKAIRIKA Digitalkey API
サービス事業者の自社サービスのサーバと連携し、鍵の予約や権限付与を自社サービス上で行うことを可能にするAPIを提供している。サービス事業者のニーズに合わせた柔軟なAPI連携が可能。

・FREEKEYアプリ & SDK※2
ユーザー向けの鍵管理アプリ「FREEKEY」を開発している。FREEKEY for CARは、クルマ向けスマートキーデバイス「BOXKEY(下記参照)」をクルマに設置することでスマホからの解錠・施錠が可能。FREEKEY CONCEPTは、シェアオフィスや宅配ボックスに対応している。また、FREEKEY SDKも提供しているため、鍵操作機能をサービス事業者の自社サービスアプリに実装することも可能。
※2 Software Development Kit。あるシステムに対応したソフトウェアを開発するために必要なプログラムや文書などをひとまとめにしたパッケージのこと。

・BOXKEY
クルマ向けスマートキーデバイス「BOXKEY」にクルマの物理鍵を内蔵することで、スマホで解錠・施錠の操作ができる。BLE※3通信のため、オフラインでの鍵操作も可能。現在、国内外約80種の鍵型に対応しており、対応可能車種は順次拡大中。
※3 Bluetooth Low Energy。電子機器などに使われる低消費電力の無線通信技術のこと。

・組み込み型デジタルキーモジュール※4
ビルやオフィス、店舗、倉庫などのドアにモジュールを組み込み、スマホで解錠/施錠操作が行うことが可能。店舗での置き配や、シェアオフィスでの利用の実証実験を行っている。
※4 モジュール:メモリ、センサ、通信機能等を搭載させた部品のこと

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