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Uber Taxi、大阪でのサービス開始を発表 日本国内での更なる展開へ

2019/1/23(水)

左:未来都 代表取締役専務COO 笹井大義氏 右:Uber Japan モビリティ事業ゼネラルマネージャー トム・ホワイト氏

米配車サービス大手の Uber と株式会社未来都(以下未来都)は、大阪市を中心とするエリアにおいて、Uber アプリを通じたタクシー配車サービスを開始する。同エリアでは Uber アプリをタップするだけで未来都のタクシーを呼ぶことが可能となる。Uber とタクシー会社との連携は、国内では名古屋に次いで2例目となった。

■「タクシーマーケットにイノベーションを」

Uber Japan モビリティ事業ゼネラルマネージャーのトム・ホワイト氏は、「大阪でのタクシー配車サービス提供は短期的な投資やコミットメントではなく、日本全体を重要な市場として考えている」とし、今回の協業について、「未来都と Uber がそれぞれの得意分野でお互いを補完することで、より効率的な運営を可能とするプラットフォームを提供できる」とした。また、日本の市場ニーズに合わせてプラットフォームを洗練させることで、今回の協業を日本全国でのサービス展開のきっかけとしたいと語った。ライドシェアの導入について「まずはタクシーと協働することで、日本の社会や政府に対して Uber 社の取り組みを示していきたい」とした。

未来都の代表取締役専務 COO の笹井大義氏は Uber について「圧倒的なブランド力と世界中に存在する多数のユーザー」を特徴にあげ、提供するアプリは「操作性がよく、スマートでスピーディ」と評価した。業績が下降しているタクシー業界にも言及し「持続可能な事業とするために、共にタクシーマーケットでのイノベーションを起こしたい」とした。また、Uber との協業により獲得が期待できる外国人観光客への対応については、高い品質と充実したサービス提供での満足度向上を目指すと語った。すでに同社が導入しているスマホアプリ「JapanTaxi」との兼ね合いは、ユーザーに対し新たな選択肢を設けるものだとした。

■タクシー会社との連携強化

Uber は、タクシー会社との連携を重視する戦略を打ち出しており、Uber アプリを通じたタクシー配車サービスを全国各地で提供することを目指している。大阪市とその周辺地域は、日本を代表する経済圏であり、またインバウンドによる外国人観光客の増加、2025年の国際博覧会開催など、中長期的に需要が拡大し続ける可能性のあるエリアであるとしている。同社は、既に大阪市内でフードデリバリーサービス Uber Eats を展開しており、今回の未来都との協業により、大阪は Uber のアプリを通じたタクシー配車サービスと、Uber Eats の両方が利用できる関西で初めての都市となった。

未来都は1960年創業の大阪最大級のタクシー会社。大阪府内10 箇所の拠点で保有するタクシー642台について、順次 Uber による配車を導入する。ユーザーは、未来都の営業区域内で Uber アプリによるタクシー手配が可能となるほか、到着時刻の共有機能、GPS によるリアルタイムでのトラッキング機能、同乗者との割り勘機能、過去の乗車履歴の確認機能、クレジットカードでのシームレスな支払いなど、便利でスムーズな乗車を体験できる。双方向の評価システム導入により、ドライバーのプロフィールや他のユーザーの評価を確認することができ、ドライバーとユーザーのよりよいリレーションシップの構築も期待できる。

Uber は国内では仙台、福島、青森でのサービス開始も視野に入れており、日本国内市場とインバウンドによる訪日外国人客の両方のニーズに応えていくことが定着の鍵となると考えられる。今後も同社の動向に注目したい。

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