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デンソーとNTT Com、車両向けセキュリティオペレーションセンターの実現に向け技術検証を開始

2019/12/16(月)

車両SCO技術のイメージ

株式会社デンソー(以下:デンソー)とNTTコミュニケ―ションズ株式会社(以下:NTT Com)は12月16日、車両をセキュリティ面で見守る「車両向けセキュリティオペレーションセンター」を実現する技術(以下、車両SOC技術)の実用化を目指し、検証を2020年1月から開始すると発表した。両社は本検証を通じて技術開発を加速し、より安心・安全なモビリティ社会の実現に貢献することを目指す。
近年、コネクティッドカーと呼ばれるネットワークとつながるクルマが急速に普及するなど、ICTを活用した新しい自動車技術・サービスが次々と生まれている。その一方で、サイバー攻撃は日々高度化・巧妙化し続けているため、コネクティッドカーを見守り、早期に攻撃を検知・解析し、状況に応じた適切な対応をするためのセキュリティ技術が求められている。

デンソーとNTT Comは、車両に搭載されたセキュリティ機能からの出力データを解析することで、サイバー攻撃を検知し、その影響範囲を特定する車両SOC技術を2017年から開発してきた。

本検証では、実験車に多種多様なサイバー攻撃を実施し、実験用車両SOCによるサイバー攻撃の検知や影響範囲の分析など、さまざまな事象への対応シミュレーションを繰り返すことで、さらなる技術向上を図る。

各社の役割

デンソー:自社で保有する、車載システム、車両サイバーセキュリティ、コネクティッドカー、MaaS開発などで培った情報セキュリティ・通信・データ解析などに関する技術を担当。

NTT Com:自社で保有する、ネットワーク、クラウド、マネージドセキュリティ(ITセキュリティオペレーションセンターなど)に関する技術を担当。さらに、NTTセキュリティの分析技術、NTTセキュアプラットフォーム研究所の研究成果など、NTTグループの最新のセキュリティ技術も最大限に活用する。

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