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日立、中古EV等バッテリーを活用したエネルギー管理の実証開始

2025/7/24(木)

チルド・フローズン日野センター

日立製作所(以下、日立)は7月22日、セブン-イレブン・ジャパン(以下、SEJ)の店舗向け共同配送センターの1つであるチルド・フローズン日野センターへ、可動式蓄電池「バッテリキューブ」とエネルギー管理システムを導入し、これらの活用、および再生可能エネルギーの利用証明「Powered by Renewable Energy」に関する実証実験開始を発表した。

バッテリキューブは、EV/PHEVの駆動用バッテリーを再利用した中古バッテリーを搭載している可動式蓄電池だ。チルド・フローズン日野センターに設置された太陽光パネルにより作られた再生可能エネルギーを蓄電する。

さらに、昼間に太陽光パネルにより発電し、バッテリキューブに蓄電した電気を、夜間にSEJの店舗配送用トラックの予冷※に活用する。この際に、エネルギー管理システムで電力の使用量を見える化し、バッテリキューブの充放電をより効率的に行えるように制御。利用している電力が再生可能エネルギー由来であることを証明するサービス「Powered by Renewable Energy」により、今回の取り組みにおけるエネルギー循環を証明する。

なお、日立は、今後バッテリキューブ内でメンテナンスが必要となったバッテリーパックを、選別してリサイクル工場で再資源化する仕組みを構築する。このように資源の有効活用を図ることで、循環経済社会への貢献を目指すと述べている。

※ 事前に庫内を冷やす作業

エネルギー循環(イメージ)

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