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無人の大型バスを自動運転 日本初、横浜で実証実験

2020/8/6(木)

I・TOP横浜「路線バス自動運転プロジェクト」

I・TOP横浜「路線バス自動運転プロジェクト」

横浜市が展開する、IoT等による新ビジネス創出を促進するプロジェクト「I▫TOP横浜」は、7月に日本初となる大型バスによる運転席無人、遠隔監視・操作での自動運転を実施した。
※横浜市の発表による
横浜市は、相鉄バスや群馬大学とともに、I▫TOP横浜プロジェクトの一環で2019年9月に「路線バス自動運転プロジェクト」を立ち上げている。このプロジェクトは、自動運転技術を通じた持続可能なモビリティサービスの実現を目指すもの。

自動運転バスはプロジェクトの中で、郊外での交通ネットワーク維持や労働力不足への対応など、地域交通課題の解決を目指すための技術と位置付けられている。

今回の実証実験は、相鉄バスと群馬大学が実施する共同研究に加え、群馬大学発ベンチャー企業である日本モビリティも開発に協力して行われた。

7月27日に相鉄バスの旭営業所(横浜市旭区)内の約290m、29日によこはま動物園(横浜市旭区)正門と里山ガーデン正面入口を結ぶ約900mの2カ所で実施。運転席に人を乗せず、運転手による遠隔監視の下で、前者は10km/h、後者は20km/hという低速で大型バスを走行させた。

今後は、一定の区域内であれば無人での自動運転が認められる「自動運転レベル4」の実現を目指し、2020年度中に「遠隔監視・操作システム」による営業運行の実証を予定している。実証を通じ、社会受容性の向上と公共交通機関網強化の可能性を検証するとともに、営業運転への投入を検討していくという。

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