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次世代蓄電池量産工場建設へ 丸紅、Skeleton社に追加資金拠出

2023/7/11(火)

左:シェル社と開発中の
電動鉱山運搬トラック
右:Skeleton社ウルトラキャパシタが搭載された
ホンダCR-Vハイブリッドレーサー
(写真:Larry Chen)

丸紅株式会社(以下、丸紅)は、次世代蓄電池「スーパーバッテリー」の量産工場建設のため、エストニアのSkeleton Technologies Group OÜ(以下、Skeleton社)へ2023年6月に追加資金を拠出した。

Skeleton社は、高出力かつ高速充放電が特長の蓄電デバイスであるウルトラキャパシタ※の供給メーカーだ。独自の電極技術や材料を駆使することで、ウルトラキャパシタの特長を生かしつつ蓄電容量を高めた、「スーパーバッテリー」という次世代蓄電池の開発を行っている。

※ 電気二重層キャパシタとも呼ばれる。内部抵抗が極めて低いことから、大電流による急速充放電が可能であり、百万サイクルの充放電に耐える長寿命を持ち、安全性の極めて高い蓄電デバイス。(プレスリリースより)

「スーパーバッテリー」の特長は、長寿命、安全性、高出力や高速充放電だ。さらに、製造から廃棄までの製品ライフサイクルにおけるCO2排出量が他の蓄電池対比で少なく、環境負荷が低い。くわえて、「スーパーバッテリー」は、既に複数の企業で試用が開始されており、鉱山運搬トラックの完全電動化を目指すシェル社と、大型電動ダンプトラックを開発しているという。Skeleton社は、スーパーバッテリーの量産工場を建設しており、2024年に稼働予定だ。

なお、丸紅は、Skeleton社に追加の資金拠出に加えて人材も派遣することで、グローバルでのマーケティング機能の提供等、さらなる成長を後押ししていくという。さらに、丸紅は、今後もグリーン事業の価値創造を追求するとともに、「スーパーバッテリー」を広く社会に届け、持続可能な社会の実現に貢献していくと述べている。

(出典:丸紅 Webサイトより)

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