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NECや大阪大学ら、通学定期券発行における利便性向上等に向けた実証実施

2025/5/1(木)

日本電気(以下、NEC)、大阪大学、大阪モノレールは4月28日、通学定期券発行における利便性向上や業務効率化、不正申請防止に向けた実証実施を発表した。

今回の実証の目的は、マイナンバーカード、生体認証(顔認証)技術、NECの「検証可能な資格証明」(以下VC※)を活用したソリューション「NEC Digital Identity VCs Connect」を組み合わせることで、真正性の高い本人証明を実現することだ。これにより、大阪大学学生および職員の通学定期券購入手続きにおける利便性向上や業務効率化に大きな効果があることを確認している。

具体的な流れとしては、まずマイナンバーカードを読み取り、顔認証により本人確認したうえでデジタル本人証明書を取得する。次に大学の通学証明書発行サイトにデジタル本人証明書を提示し、デジタル通学証明書を取得する。その後、鉄道会社窓口に掲示のQRコードを読み取り、サイト上にデジタル通学証明書を提示。証明書改ざん検証・顔認証による本人確認で、デジタル通学証明書の真正性を確認する。最後に、鉄道会社窓口で通学定期券を発行するという流れだ。

なお、3社は、今回の実証実験での検証で得られた知見を生かし、組織をまたいだサービスの連携やさらなるデータ活用の社会実装を推進していくと述べている。

※ Verifiable Credentialsの略。デジタル形式で安全に管理できる証明書のことで、第三者によって信頼性が確認された情報を持ち主が自身で管理し、必要に応じて相手に証明できる仕組み。(プレスリリースより抜粋)

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