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日本製鉄、電動車向け・次世代モビリティ向け生産ソリューション構築

2021/5/28(金)

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、ゼロカーボンに対するニーズの高まりから、世界各国で普及のスピードが増している電動車向けの鉄鋼ソリューションコンセプト「NSafe-AutoConcept xEV(以下、NSAC xEV)」、および次世代モビリティ向けの生産ソリューションコンセプト「NSafe-AutoFrameConcept(以下、NSAFC)」を構築した。5月25日付のプレスリリースで明かしている。これにより、安全で性能・コストを両立し、かつ鉄という素材を使うことで環境に優しい電動車の製造が可能になる。

電動車、特にEVでは大型バッテリーの搭載により、安全性・性能・コストの面で従来のクルマづくりとは異なる課題を抱えている。また、開発の短工期化も求められ、電動車普及の大きなハードルとなっているという。日本製鉄グループは、それらの課題を解決する、「安全で性能・コストバランスに優れた提案」を実現した。

このソリューションを適用することで、性能面はもちろんのこと、利用者の開発の短工期・低コスト化のサポートが可能となり、早期の電動化の実現に貢献することができる。CO2削減という観点では、電動車製造時などを含めたLCA(Life Cycle Assessment)の面からも環境に優しい材料である鉄を適用可能だ。

さらに、今後、車のカタチが多様化すると想定される中で、次世代モビリティ向けの生産ソリューションコンセプトとして「NSAFC」を構築した。CASEやMaaSなどにより、自動車の構造に関する最終ユーザーのニーズも多様化している。こうした中で、従来の自動車の構造設計とは大きく異なる次世代モビリティのニーズが高まると想定される。

多様化した車種では、各ロットで少量生産への対応が求められるが、それぞれに対し、生産設備を具備することは非効率だ。NSAFCでは、次世代モビリティにおいて、利用者の開発~製造までのサポートが可能となり、軽量で、短工期・低コスト、多種多様な車の開発・製造に貢献するという。

(出典:日本製鉄 Webサイトより)

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