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日産と積水ハウス、「+e PROJECT」発足 集合住宅でのEV普及へ

2023/1/13(金)

日産自動車株式会社(以下、日産)と積水ハウス株式会社(以下、積水ハウス)は、ユーザーにEVをより身近に選択してもらうために「+e PROJECT(プラスイープロジェクト)」を発足させた。1月12日付のプレスリリースで明かしている。

同プロジェクトは、日産が2022年12月に実施した、EVの購入時に重要な住居の環境についての調査結果を受けて発足したものだ。調査では、EV検討層の直近3年間での購入検討が7割以上と増加傾向にある中、住環境を理由にEV購入を断念した経験がある人が半数以上いることが判明している。さらに、現在集合住宅住まいでEVの購入が難しいと考える人が8割を超えることが明らかになった。

同プロジェクトの目的は、住環境を理由にEVを諦めることがない世の中の実現だ。プロジェクトのスタートとして、積水ハウスが建築した神奈川県横浜市にあるゼロエネルギーの賃貸住宅「シャーメゾンZEH※」で、集合住宅でEVのある暮らしを体験するイベント「+e試住」を3月4日から実施する。同イベントでは、食体験、防災シミュレーション、ペットとの暮らしの3つのテーマを設定し、集合住宅にてEVのある暮らしを1泊2日で体験できる。

※ ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス 省エネと創エネを組み合わせ、快適な室内環境を実現しながら、年間の一次エネルギー消費収支をゼロにすることを目指す住宅(プレスリリースより)

なお、両社は、今後も「移動(車)」と「暮らし(住居)」との両輪で、ゼロエミッション社会の実現を目指し、集合住宅でのEVの普及に貢献できる活動を共に協力して実施すると述べている。

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