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パナソニックら3社、EVトータルマネジメント実現に向けた実証開始

2023/3/30(木)

EVトータルマネジメント
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パナソニック株式会社エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)ら3社は、EVトータルマネジメントの実現に向けた実証実験を開始した。3月29日付のプレスリリースで明かしている。

同実証は、パナソニック、株式会社イチネン(以下、イチネン)、パイオニア株式会社(以下、パイオニア)の3社で実施する。実証の目的は、EVトータルマネジメントソリューションの開発・提供により、企業や自治体などのEV導入を支援し、EVの普及を推進することだ。

具体的には、パナソニックのEV充電インフラソリューション「Charge-ment(チャージメント)」を活用する。「Charge-ment」は、パナソニックが2022年10月より展開しているものだ。同ソリューションを活用することにより、電力設備コストや電気料金の抑制、EVの充電切れリスクの回避などに貢献する。



さらに、3社は、イチネンテレマティクス※1 や同実証実験用のスマホアプリから取得する車両・走行データを、クラウドプラットフォーム「Piomatix for Green」※2 とを組み合わせる。「Piomatix for Green」は、パイオニアのルート最適化技術とエネルギー効率推定技術(燃費/電力消費率)を活用した技術だ。くわえて、EVの最適導入台数の算出やエネルギーコストの比較、CO2排出量の見える化などのフリートマネジメントを行うEV導入シミュレーションサービスを構築。EVトータルマネジメントソリューションとして、EVの導入を検討している企業や自治体向けに提供する予定だ。

※1 ドライブレコーダーなどの車載機器に通信システムを搭載することでリアルタイムに車両の走行状況などのデータを確認・管理できるシステム。車両管理などの業務効率化に加え、運転状況から安全運転指導にも活用可能。(プレスリリースより)

※2 パイオニアのモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」と燃費・電力消費率推定技術、ルート探索技術を組み合わせ、環境課題解決に繋がるソリューションを提供するクラウドプラットフォーム。お客様のニーズや用途に合わせたCO2排出削減サービスの提案が可能。(プレスリリースより)

また、同実証は、自動車リース・メンテナンスを提供するイチネンの営業車両を使用して、2022年11月から開始した。今後イチネンの法人顧客に対しても同実証への参画を呼び掛け、追加機能の拡充も視野に入れながらサービスの早期実用化を目指すという。なお、3社は、同実証実験を通じて、EVトータルマネジメントソリューションを構築、提供することで、EVの普及促進を支援していくと述べている。

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