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清水建設ら、ビッグデータ等を活用したデータ分析プラットフォーム開発へ

2023/2/7(火)

技術掛け合わせのイメージ

清水建設株式会社(以下、清水建設)ら3社は、位置情報などのビッグデータなどを活用し、交通・防災・観光の最適化を図るためのデータ分析プラットフォームの開発に着手した。2月6日付のプレスリリースで明かしている。

近年、ビッグデータやデジタル技術を用いて、交通、防災、観光などの都市課題の解決を図るスマートシティへの期待が高まっている。交通分野では、人口減少や移動需要の変化に伴う公共交通網の再編ニーズがある。一方、防災分野では、大規模豪雨などの自然災害が益々甚大化する中、災害時に即時的かつ効率的に、復旧に向けた施策を実行する体制を整えることが急務となっている。また、観光分野では、コロナ禍からの回復に向け、観光地における賑わい創出や戦略的な観光施策の提言が求められている。

このようなニーズに対して、各分野を横断して分析できるプラットフォームを構築するためには、さまざまな知見を高度に掛け合わせる必要がある。例えば、都市計画や開発に対する知見・ノウハウと、ビッグデータやシミュレーション技術といったものだ。

同開発では、清水建設、株式会社グルーヴノーツ(以下、グルーヴノーツ)、株式会社GEOTRA(以下、GEOTRA)の3社で実施する。同開発では、グルーヴノーツ独自のデータ分析サービス「CaaS(City as a Service シティ・アズ・ア・サービス)」、清水建設のまちづくりのノウハウや地域ネットワーク、建物・街区レベルで収集したデータと、GEOTRAの「GEOTRA Activity Data」を掛け合わせる。そして、交通・防災・観光の最適化に寄与するデータ分析プラットフォームを構築する予定だ。

なお、3社は、データ分析においては、国・自治体のオープンデータや学識者の助言も取り入れるなど産官学連携の取り組みにより、交通最適化、地域活性化、都市防災の高度化等の都市課題を総合的に解決する。そして、全国の自治体と連携したまちづくりに活用していくと述べている。



(出典:清水建設 Webサイトより)

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