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EV充電評価サービス、1000V対応へ – 東陽テクニカがCHAdeMO規格を強化

2025/4/18(金)

株式会社東陽テクニカは、EV(電気自動車)充電評価サービスにおいて、1000Vの高電圧に対応したことを発表した。次世代EVに求められる高出力充電器の評価が可能となり、CHAdeMO規格に準拠した充電インフラの更なる発展に貢献する。

東陽テクニカのEV充電評価サービスが1000ボルトに対応

EV市場の急速な発展に伴い、バッテリーの高電圧化と大容量化が進んでいる。特に商用車分野では、900Vを超える高電圧システムが普及し始めており、充電インフラにも高電圧・大電流への対応が求められている。このトレンドに対応するため、東陽テクニカは従来の充電評価サービスを大幅にアップデートし、1000Vまでの高電圧に対応させた。

この1000V対応により、開発中の高出力充電器や高電圧バッテリー搭載EVの評価を、より実環境に近い条件で実施することが可能となる。具体的には、高電圧環境下での充電器の性能評価、充電プロセスの安全性評価、充電器の国際規格適合性評価が可能となる。

1000V対応によって、充電時間の短縮と充電効率の向上が期待され、より大きな電力をEVに供給できるため、充電時間を大幅に短縮できる。また、充電効率の向上は、電力損失の低減に繋がり、EVの航続距離延長にも貢献する。

CHAdeMO規格強化と今後の展望


東陽テクニカは、日本発のEV急速充電規格であるCHAdeMO(チャデモ)協議会の会員として、規格の普及と発展に貢献してきた。今回の高電圧対応も、CHAdeMO規格の進化に合わせたものであり、規格の更なる普及を後押しする。

発表資料によると、東陽テクニカは今回の1000V対応を皮切りに、今後もEV充電技術の進化に対応し、より高度な評価サービスを提供していく方針である。特に、商用車向け高出力充電器の評価や充電インフラの安全性向上、国際規格への対応の点に注力していく。

東陽テクニカは、これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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