ヤマトHDら、MY MEDICA設立 運送事業者従業員の健康管理提供
2025/2/14(金)
ヤマトホールディングス株式会社(以下、ヤマトHD)とアルフレッサ ホールディングス株式会社の子会社であるアルフレッサ株式会社(以下、アルフレッサ)は2月6日、自動車運送事業者の従業員の健康管理と重症化予防に向けて、新会社「株式会社MY MEDICA(マイメディカ)」を設立し、2月7日からサービス提供することを発表した。
同サービスの特長は、アプリをダウンロードするだけで、オンラインで診療予約・診療・服薬指導・おくすりの配送・会計までをシームレスに受けることができる。さらに、健康診断の再検査の案内・受診結果のとりまとめ・受診状況の見える化もサポートするという。
同サービスの導入事業者側のメリットとしては、「従業員の健康管理と重症化予防が可能」、「健康起因事故リスクの軽減」、「健康診断の再検査に関わる業務負担の削減」、「福利厚生の充実」が挙げられる。一方、利用者側のメリットとしては、「最短10分で診療と服薬指導が受けられる」、「朝7時から夜21時まで※、土日も運営しているので、仕事や生活に合わせた受診が可能」、「おくすりはご自宅や職場など、好きな場所で受け取り可能」、「無理なく治療継続ができる」などがあるという。
※ 休診時間あり
▼関係者のコメント
■ヤマトHD 代表取締役社長 長尾裕氏のコメント
当社は公道を利用して事業を行う物流企業として、従業員の健康管理はもちろん、健康起因による事故防止に取り組む必要があると考えています。このたび、パートナーの皆さまのご支援をいただききながら「MY MEDICA」を開発しました。2023年12月からヤマトグループ内でトライアルを実施した結果、健康診断の再検査受診率98%、「MY MEDICA」で治療を開始した人の治療継続率80%、累計受診数も10,000件以上にのぼり、現在では毎月約1,000名が利用するなど一定の効果が見られました。健康起因事故リスクを軽減することは、自動車運送事業者が必ず取り組むべき課題です。「MY MEDICA」の事業を通して、パートナーの皆さまとともに業界の健康課題に向けて取り組んでまいります。
■アルフレッサ 代表取締役社長 福神雄介氏のコメント
企業健診制度は雇用主である企業等が従業員の健康管理に責任を持つ優れた制度です。しかし、再検査や受診勧奨などの適切なフォローアップが行われなければ、その効果を十分に発揮し、従業員の健康を守ることができません。「MY MEDICA」は従業員の健康管理に取り組む企業をサポートし、医学的管理を必要とする「はたらく皆さん」が多忙等を理由に受診機会を逸することがないように、オンライン医療を活用しながら医療アクセスの向上に取り組んでいきます。そして、超高齢社会における企業の経営戦略として、従業員の健康に積極的に投資することが合理的な選択となり、健康で意欲の高い従業員の活躍が企業の成長を支える、そんな「人的資本×健康経営」のツールとなるべく努力していきたいと思います。
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(出典:ヤマトHD Webサイトより)