【セミナー動画】2022/3/23 自動車リサイクル促進センター・経産省・カウラ・ブルースカイテクノロジー・日本総研が登壇「EV電池循環市場のグローバル戦略の要 バリューチェーン・エコシステムに迫る」
2022/3/23(水)
■講演内容
「EV電池循環市場のグローバル戦略の要 バリューチェーン・エコシステムに迫る」
2020年末の世界的なグリーン成長戦略公表、EUのバッテリー指令の改正に続き、脱炭素の主役としてEVへの期待が急速に高まっている。EVの普及が最も進む中国では21年EV・PHEV合わせた販売台数が前年比2.8倍の330万台と急上昇し、累計で1000万台に迫る勢いとなっている。一方、EVにて一次利用を終えた電池は残存価値の正確な診断が難しく、ほとんどが潜在能力を80%程度残したまま廃棄されていることが社会問題となっているほか、有効利用が進まないことでEVのリセールバリューも低調であることが一般への普及の課題となっていた。
日本においては、EV電池は各EVに最適化されながら年々仕様が増え続け、さらに全固体等の種類も拡大し、市場の立ち上がりを鈍くする要因となっていた。そうしたなか、2021年末には、米国のMOBI(Mobility Open Blockchain Initiative)が電池の評価基準構築に向けたビジョンを発表し、BACE(Battery Circular Ecosystem)コンソーシアムが日本・中国で電池評価のバリューチェーンのプラットフォーム構築とサービス事業創出に向けた活動を進めている。こうした潮流の中、電池の循環市場の成長が加速することが期待される。
本セミナーでは、国際標準(ISO/TC333、TC323)国内委員長による標準化の動向、経済産業省による重点政策の紹介の後、グローバルにEVおよび電池のビジネスを展開・構想する3人による電池循環市場のブレイクスルーの解説と、グローバル戦略の要となるバリューチェーン・エコシステムについてパネルディスカッションを行う。
BACEコンソーシアムとは? 株式会社日本総合研究所が、普及が進む電気自動車(EV)に搭載される車載電池のリユース/リサイクルの付加価値向上と循環構造の確立に必要となるデータ活用技術やビジネスモデルの研究を目的に「BACEコンソーシアム(Battery Circular Ecosystemコンソーシアム)」を2020年10月に設立した。
このコンソーシアムでは、車載電池の循環構造に関わる日本企業とともに、車載電池の残存価値診断と、メーカー側やリユース/リサイクル側など関連産業の関係者間で緊密なデータ連携を促すプラットフォームシステムの構築やエコシステムの構想を行っている。
▼EV電池の残存価値診断技術の試験実施について
【登壇者】
・自動車リサイクル促進センター理事長/ISO TC333国内委員長/東北大学名誉教授 中村 崇 氏・経済産業省 自動車課 戦略企画室 課長補佐 佐藤 岳久 氏
・カウラ株式会社 代表取締役社長 岡本 克司 氏
・ブルースカイテクノロジー株式会社 代表取締役 矢島 和男 氏
・株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト 木通 秀樹 氏
■プログラム
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