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豊田合成、EVやFCVの普及を見越した車内の音体感システム開発

2024/9/23(月)

豊田合成株式会社(以下、豊田合成)は9月13日、車両に搭載するシーリング部品(ウェザストリップ)の組み合わせに応じた車内の音の変化を体感できる新たなシステム開発を発表した。
現在普及が進むEVやFCVは、モーターで駆動するため、エンジン音がなくなり静粛性が増す一方、走行中の風切り音やロードノイズなどが耳につきやすくなり搭載部品の遮音性向上が求められる。

今回開発したシステムでは、新型車に搭載する部品の形状などを決める前(設計構想)の段階で、開発中のシーリング部品を搭載した際の走行中の音の聞こえ方を体感することが可能だ。さらに、従来の試作車両での性能評価の際に生じていた部品の設計変更が最小限になり、開発工数の低減が期待できる。

なお、同社は、今後、AIによる機械学習を組み合わせて予測精度をさらに高め、部品の試作前でも音の聞こえ方を予測・再現できるようにするという。くわえて、車両開発の早期段階で静粛性を高める製品を提案することで、より静かで快適なモビリティ社会の実現を目指していくと述べている。

(出典:豊田合成 Webサイトより)

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