名鉄バスら、自動運転バスの定時定路線実証を愛知県岡崎市内で実施
2025/7/2(水)
名鉄バス、名鉄グループバスホールディングス、A-Drive社、アイサンテクノロジーの4社は6月30日、地域交通の課題解決と将来的な自動運転の実装に向け、11月から12月にかけて、愛知県岡崎市(以下、岡崎市)内において実施される自動運転バスの実証実験に参画すると発表した。
同実証の目的は、「自動運転レベル2の運用における走行の安定性の確認」、「将来的なレベル4の実装を見据えた、運行オペレーションおよびビジネスモデルの検討」、「地域における自動運転に対する社会受容性の把握」だ。いすゞ自動車製大型バス「エルガ」を使用し、岡崎市の中心部である名鉄東岡崎駅からJR岡崎駅間(片道約3.5km)を走行する定時定路線を、約35日の長期間にわたり運行し、関係者・一般向けの試乗会も予定しているという。
また、同実証は、岡崎市が応募し採択された地域公共交通確保維持改善事業補助金(自動運転社会実装推進事業)を活用して実施する。なお、4社は、地域住民にとって身近な公共交通の未来像を描くために、官民が連携して取り組むと述べている。