アイサンテクノロジー、A-Drive、JR東日本の3社は、自動運転技術を活用した新しいモビリティ事業で協業を開始する。日本各地で自動運転モビリティの実用化に向けた実証実験が進行している中、3社は地域公共交通での自動運転技術やMaaSの積極的な連携推進を目指す。この取り組みは、地域住民の移動不便の解消や公共交通のドライバー不足の解決、また、観光資源との連携など、社会課題の解決に貢献することを目指している。

具体的な取り組みとして、自動運転モビリティと鉄道の相互利用を促進するモデルの検討や、Suicaなど交通系ICカードを活用したサービスの連携の検討が挙げられる。また、ソリューション展開や実証実験を通じて社会実装を推進する予定である。

アイサンテクノロジーは、これまでの120地域以上での実績を活かし、全国25地域での国土交通省の補助事業に参画。A-Driveはワンストップサービスを提供し、鉄道やMaaSとの連携を通じたサービスの拡充を目指す。JR東日本は地域向けSuicaの創設に向け、マイナンバーカードとの連携を進め、地域の公共交通利用促進を後押しする。

この協業により、3社は新たなモビリティサービスの創出を通じ、地域の課題解決に貢献していく。