【国内初】茨城県境町、自動運転EV「MiCa」導入 定常運行を開始
2023/12/8(金)
茨城県境町(以下、境町)は12月6日、BOLDLY株式会社(以下、BOLDLY)の協力の下、 自動運転EV「MiCa(ミカ)」1台を国内の自治体としての初導入を発表した。
BOLDLYは、国内唯一の「MiCa」の販売代理店として「MiCa」を境町に販売する。ほかにも、運行などに関する企画立案、車両の走行設定、BOLDLYが開発・提供する運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」の提供、運行体制の構築など、導入に関する一連のプロセスを支援する。運行管理は、株式会社セネックが行う予定だ。また、境町は、BOLDLYと協力して、今後「MiCa」を追加で2台導入し、2024年2月に「MiCa」3台の定常運行を開始する。定常運行開始に向けた準備として、今回導入した1台を用いて、12月12日より片道約2.0kmのルートで、住民を対象にした運行(3便/日)を開始。
乗車した住民から意見を集めて「MiCa」の定常運行時の運行ルートや運行ダイヤを検討する。これにより、2024年2月中旬に、現在境町が導入している「ARMA」5台と「MiCa」3台を組み合わせて、住民にとって利便性の高い公共交通の実現を目指すという。
なお、境町とBOLDLYは、運転手不足の解決策として期待される自動運転技術を活用し、利便性の高い公共交通サービスを提供することで、住みやすい街づくりや地域活性化を目指していくと述べている。