ダイハツは認証不正問題にともなう再発防止の一環として、「三つの誓い」改革推進部とGRC進部の2つの機能を会社直轄組織として新設する。

「三つの誓い」改革推進部では、再発防止を強力に推進するために、機能の壁を越えた本部間の連携を促す。弁護士などの外部メンバーの視点を取り入れ、実行への落とし込みを牽引する「ペースメーカー」の役割を担う。また、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と再発防止策を連携し、トヨタグループ等との相互研さん活動も推進。なお、代表取締役副社長の星加宏昌氏が部長を兼務する。

GRC推進部では、全社における内部監査機能の強化に向け、ガバナンス・リスクマネジメント・コンプライアンスに関する社内横断的な統括管理を推進。各部署から集約した情報を評価・分析。新設の「GRC委員会」へ報告・上程を行い、委員会での決定事項に基づいた対応を実行する。また、トヨタとの情報連携などを進め、会社全体としてのガバナンス機能強化も図る。

「再発防止策の取り組み項目」を着実に推進するとともに、監査体制を強化し、正しいクルマ作りに向けた取り組みを進めていく。