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DMP、HDマップを搭載した自動運転車両の実証をセントレアで開始へ

2025/3/3(月)

ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(以下、ダイナミックマッププラットフォーム)と中部国際空港株式会社(以下、中部国際空港)は2月27日、中部国際空港セントレアの制限区域内において、高精度3次元地図データ(HDマップ)を搭載した自動運転車両の実証実験を3月9日から開始すると発表した。

ダイナミックマッププラットフォームは、内閣府の「研究開発成果とSociety 5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE※1)」の施策の1つである、経済産業省による「公共エリア向けダイナミックマップの開発」の研究開発事業を2023年11月より受託している。今回の実証は、同事業で開発した空港制限区域向けHDマップを使用した初の自動運転走行の場だ。まずは自動運転レベル2の実証から開始し、公共エリア向けダイナミックマップのさらなる開発および2025年度以降の実証につなげ、将来的に自動運転レベル4の実現を目指すという。



具体的には、株式会社ティアフォーが運行する自動運転EVバス「Minibus」にダイナミックマッププラットフォームのHDマップを搭載する。そして、中部国際空港セントレアの制限区域内でトーイングトラクターおよび旅客バスを想定した2つのルートを自動運転レベル2相当で走行し、HDマップによる基本走行の確認を実施するというものだ。ルートには航空機が駐機するためのスポットやサービスレーン※2等が含まれており、より実装時に近い環境での実証となる。なお、ダイナミックマッププラットフォームは、今後も高精度3次元データのプラットフォーマーとして、さまざまな産業における課題解決に貢献していくと述べている。

※1 BRIDGE: “programs for Bridging the gap between R&D and the IDeal society(society 5.0) and Generating Economic and social value”の略称
※2 サービスレーン: 航空機走行経路をまたぐ車両走行レーン

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