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DNP、自動運転バスとNFCタグ・デジタルサイネージを組み合わせた効果検証

2022/11/15(火)

自動運転車両(左)
NFCタグ(右)

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、NFC(近距離無線通信)タグやデジタルサイネージを活用し、周辺地域の周遊に関する情報や公共交通の運行状況等を発信して、その効果を検証した。11月9日付のプレスリリースで明かしている。

DNPは、大阪府堺市が11月11日~13日に実施した「自動運転などの最新技術を活用した実証実験(SMI都心ラインにかかる実証実験)」に参加している(SMIは、堺・モビリティ・イノベーション)。今回の検証は、同実証の一環として実施する。

具体的には、自動運転車両(バス)の乗降口にNFCタグを設置する。利用者は、降車時に自分のスマートフォンをNFCタグにかざすと、降りた場所の周辺の店舗やイベント等の情報をスマートフォンで閲覧できる。これにより、降車場所に最適な情報をタイムリーに提供することで、周辺地域の観光などを促進する。

さらに、自動運転車両(バス)の発着場所となる「さかい利晶の杜」に、地図をベースに地域や施設等の魅力を発信する「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」を活用したデジタルサイネージを設置する。このサイネージには、周辺地域の店舗やイベント情報のほか、自動運転車両(バス)の運行状況を地図上に表示する。これにより、店舗・施設の利用や観光の促進、スムーズな交通手段の利用促進などにつなげていく予定だ。利用者は、ディスプレイに表示されたQRコードを読み取ると、自身のスマートフォンで情報を閲覧できる。

なお、同社は、利用者へのタイムリーな情報発信と、新しい交通手段の利用を掛け合わせることで、居心地が良くて歩きたくなる「ウォーカブル」な地域周遊につながるスマートシティの実現を目指すと述べている。

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