ENECHANGE、EV充電器データベースを大幅更新 6000件超の座標精度を向上させ利便性改善
2025/9/9(火)
ENECHANGEは、同社が運営するEV充電情報サイト「EVsmart.net」およびAPIサービスにおいて、全国のEV充電器6,194件の座標情報を高精度化するアップデートを実施した。これまで地図上の表示と実際の設置場所にズレが生じるケースがあったが、今回の更新で誤差を大幅に縮小。EVドライバーが充電器を見つけやすくなり、利便性の向上が期待される。
EV充電スポットを検索する際、地図アプリやカーナビの案内で現地に到着しても、どこに充電器があるのか分かりにくいという課題があった。これは、充電器の位置情報として施設の代表地点が登録されていることなどが原因で、地図上の表示と実際の設置場所に誤差が生じるためであった。
この「充電ストレス」を解消するため、ENECHANGEは独自の調査を実施。座標情報と実際の設置場所に10m以上の差が疑われるスポットを特定し、全国6,194件の緯度・経度情報を更新した。これにより、地図上の座標と実際の設置場所の誤差は概ね10m以下まで改善され、EVユーザーはよりスムーズに充電スポットへたどり着けるようになる。
この高精度化されたデータは、国内最大級のEV充電スポット検索サービス「EVsmart.net」と、カーナビや地図アプリ事業者向けにデータを提供する「EVsmart Data API」の両方に反映される。
EVの普及に伴い、特に初めて訪れる場所での正確な充電スポット情報の重要性は増している。ENECHANGEは今後も定期的なデータ更新と情報精度の向上に努め、EVユーザーが安心して車を利用できる環境整備を進めていくとしている。