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フォロフライ、高級EVミニバン「ZEEKR 009」を国内導入 JMSで初披露へ

2025/10/28(火)

商用EVメーカーのフォロフライは、中国・吉利汽車(Geely)グループのプレミアムEVブランド「ZEEKR(ジーカー)」の大型MPV(ミニバン)「ZEEKR 009」を日本国内で販売すると発表した。「Japan Mobility Show 2025」で実車を国内初披露する。航続距離800km超、7人乗りという、これまで日本市場にはなかったカテゴリーのラグジュアリーEVとして、新たな選択肢を提案する。

「ZEEKR 009」は、全長5.2m、全幅2mを超える堂々たるボディサイズを誇る大型の電動MPVだ。その最大の特徴は、最大7人がゆったりと過ごせる広大な室内空間と、プレミアムカーにふさわしい豪華な装備にある。

2列目にはマッサージ機能やヒーター、ベンチレーション、ヘッドレストスピーカーなどを備えたキャプテンシートを標準装備。120km/h走行時でも車内の騒音を64.5dBに抑える優れた静粛性と合わせ、極上の移動空間を提供する。

パワートレインもEVならではの圧倒的な性能を持つ。CATL製の140kWhという大容量バッテリーを搭載し、航続距離は822km(ZEEKR社テスト値)を達成。前後デュアルモーターは最高出力450kW(612馬力)、最大トルク693Nmを発揮し、2800kgを超える車重にもかかわらず、0-100km/h加速はわずか4.5秒という俊足ぶりだ。

デザインは、元アウディのデザイナーが率いるスウェーデンのデザインセンターが担当し、北欧のデザイン思想を反映した洗練されたスタイルを持つ。充電規格は日本の急速充電CHAdeMOに対応する。

これまで海外OEMとの連携で商用EVを展開してきたフォロフライは、今回「ZEEKR 009」の国内導入において、販売からアフターサービスまでを一貫して手掛ける。全国で拡充を進めている自社のアフターサービス網を活用し、ユーザーが安心して車両を所有できる体制を構築する。将来的には、コネクテッド技術を活用した車両管理など、法人利用も見据えた総合的なサービス展開も視野に入れている。

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