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ホンダとプラゴ、EV関連で提携 充電・決済一括実施システム開発へ

2024/10/18(金)

本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は10月17日、株式会社プラゴ(以下、プラゴ)と、公共充電ネットワークの拡大に関する業務提携契約および、EVに充電プラグを差し込むだけで充電と決済ができるプラグアンドチャージ※1(以下、PnC)システムの共同開発契約締結を発表した。
両社は、今回の契約締結において、ホンダが持つEV・バッテリーの制御技術やコネクテッド技術と、プラゴが持つ充電ステーションの開発、普及ノウハウを組み合わせる。これにより、EVユーザーにより便利な利用環境を提供することを目指すという。

具体的には「公共充電ネットワークの拡大に向けた急速充電器の設置」と「CHAdeMO規格※2に準拠したPnCシステムの共同開発」を行う。「公共充電ネットワークの拡大に向けた急速充電器の設置」では、2030年までに数千口規模の急速充電器の設置を目指す。さらに、スマートフォンアプリを通じた、充電ステーションの検索、満空情報の確認、予約、オンライン決済などのサービスを提供する予定だ。

一方、「CHAdeMO規格に準拠したPnCシステムの共同開発」では、CHAdeMO規格に準拠したEVと充電器間の自動認証を行うPnCシステムを共同で開発。同システムを活用することにより、充電ケーブルを接続するだけで充電ステーションの利用とオンライン決済が可能となる。くわえて、今後販売するホンダのEVおよび設置する充電器へのPnCシステムの適用の検討を進めていくとのことだ。なお、両社は、同システムの日本初となる実証実験を2024年8月に完了しており、今後の実用化に向けた共同開発を進めていくと述べている。

※1 車両に充電ケーブルのプラグを差し込むだけで、自動で認証・充電・決済が行われる機能
※2 EV用の急速充電規格の国際標準の一つ。コネクターの規格や充電方法、通信方法をCHAdeMO協議会で制定し、認証を行っている(プレスリリースより)
■ホンダ 執行役常務 小澤 学氏のコメント
Hondaは、EVを単に移動のためのモビリティとしてだけでなく、お客様や社会にとってのエネルギーシステムに進化をもたらすものと捉えています。充電するという行為を、体験や習慣的な価値として捉えてEVの普及を目指すプラゴと志を共にし、より実用的な充電環境の拡充を目指していきます

■プラゴ 代表取締役CEO 大川 直樹氏のコメント
EV普及期を見据えた中長期的な視野で、強いEVブランドと事業基盤を構築することを目指しているHondaとの協業を開始できることについて、とても光栄に思います。
 たとえばプラグアンドチャージシステムは、まるでレジを通さずに買い物するかのようなシームレスな充電体験を実現します。プラゴは長年にわたり充電体験の開発と社会実装を推進してきましたが、このようなシンプルで生活習慣に溶け込むような体験の創造を、この協業により、さらに加速できることを実感しています

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