カーメイト、通信型ドライブレコーダーで小型商用車の管理を効率化
2024/10/21(月)
ドライブレコーダー製造の株式会社カーメイトは、SGホールディングスグループのSGシステム株式会社と連携し、360度通信型ドライブレコーダーから小型商用車の運行データをアップロードするシステム「ダクション360D SGS(EMK3601)」の提供を開始した。運行管理を効率化し、出庫・帰庫などの操作を簡単に記録することが可能。また、360度映像による運転状況の確認ができ、安全運転指導に役立つ。設置スペースを取らないため、小型車両にも適している。
カーメイトは、SGシステムに、小型商用車の運行管理を効率化するためのシステムを担う通信型360度ドライブレコーダーの提供を開始した。特に、タコグラフ設置が義務付けられていない小型商用車向けに開発したもの。
新システム「ダクション360D SGS(EMK3601)」は、ドライブレコーダーとLTE通信ユニットを使用し、SGシステムの運行管理システム「Biz-Fleet」へデータを送信する。これにより、出庫・帰庫などの操作が簡単に記録され、車速やバックギア信号などの正確な運行情報がクラウドにアップロードされる。
ドライブレコーダーを使用して運行管理をすることで、インストルメントパネルにタコグラフを設置する必要がなく、小型商用車や軽商用EVの運行管理に適している。ドライブレコーダーのボタン操作で出庫・帰庫、休憩、給油の情報を記録でき、また走行ルートや急ブレーキなどの車両動作も詳細に記録される。
360度映像によるドライバーの運転状況の確認も可能で、安全運転の指導に役立つ。休憩中は録画を停止し、プライバシーに配慮する設計となっている。また、駐車後も1時間録画できるため、発進時の事故防止や作業漏れの確認が容易に行える。
カーメイトは2017年より各種の360度ドライブレコーダーを開発。ドライブレコーダーと安全運転支援サービスを組み合わせることで、運行管理者が録画映像を基にドライバー教育を行うサポートを強化してきた。23年発売の製品で駐車後の1時間継続録画や専用PCビューアーといった機能を追加するなど、現場ユーザーの要望に応じた改善を続けている。