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ホンダ、航続295kmの新型軽EV「N-ONE e:」発売 自宅用6kW充電器も純正品で同時投入

2025/9/16(火)

ホンダは、新型軽乗用EV「N-ONE e:(エヌワン イー)」を9月12日に発売した。日常使いに十分なWLTCモード295kmの航続距離を実現し、愛着の湧くデザインと軽自動車ならではの使い勝手を両立させた。これに合わせ、充電時間を短縮できる6kW出力の家庭用普通充電器「Honda EV Charger」も純正アクセサリーとして発売。車両と充電インフラの両面から、利用者のEVライフを包括的にサポートする。

ホンダが新たに投入する「N-ONE e:」は、「e:Daily Partner(イー デイリー パートナー)」をコンセプトに、日々の暮らしに寄り添うEVとして開発された。ベースとなったガソリンモデル「N-ONE」の美点である、時代を超えて愛されるデザインと、ホンダの「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」に基づく広大な室内空間を継承。フロア下に薄型バッテリーを搭載しながらも、大人4人が快適に乗車できるスペースと、多彩なシートアレンジによる高い利便性を実現している。全高もN-ONE同等に抑え、多くの立体駐車場に対応する。

パワーユニットは、日常使いに安心感をもたらすWLTCモード295kmの航続距離を達成。充電時間は普通充電(6kW)で約4.5時間、急速充電では約30分(80%まで)と利便性を高めた。走行性能面では、EVならではの静かで滑らかな加速に加え、低重心設計による安定した走りを提供。アクセル操作のみで加減速から停車まで可能なシングルペダルコントロールもホンダの軽乗用車として初採用し、街中での運転の負担を軽減する。

また、AC外部給電器「Honda Power Supply Connector(パワーサプライコネクター)」の使用により最大1,500Wまで出力できるため、アウトドアレジャーや災害時の非常用電源としても活用できる。

安全運転支援システム「Honda SENSING」は全タイプに標準装備し、ホンダ軽として初めてトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を搭載した。

この「N-ONE e:」の発売に合わせ、ホンダアクセスは家庭用のEV・PHEV用普通充電器「Honda EV Charger」を純正品として発売する。一般的な3kW充電器に比べ、充電時間を約半分に短縮できる6kW出力に対応。コンパクトな本体は景観になじみやすく、鍵付きのコネクターホルダーでセキュリティにも配慮した。対応車種は「N-ONE e:」だけでなく、これまでにホンダが販売した主要なEV・PHEVにも使用可能で、幅広いユーザーの充電環境をサポートする。

ホンダは、魅力的なEVを市場に投入すると同時に、ユーザーの充電に関する不安を解消する純正インフラを整備することで、EVの本格的な普及に向けた取り組みを加速させる。

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