イオンと京成電鉄が業務提携合意、まちづくりを通じた地域活性化へ
2024/11/5(火)
イオン株式会社(以下、イオン)と京成電鉄株式会社(以下、京成電鉄)は10月31日、地域の暮らしをより豊かにするための業務提携合意と相互に株式を保有することを発表した。
今回の業務提携の目的は、お互いの持つアセットとノウハウを掛け合わせることにより、地域に合わせたまちづくりを通じて、地域の活性化に貢献することだ。具体的には、「開発および不動産事業における共同取り組み」、「その他両社が協議する取り組み」を行う。「開発および不動産事業における共同取り組み」では、両社で不動産情報を共有し、イオングループ各事業による出店を含めた街づくりや共同取り組みを検討する。ほかにも、両社による商業施設・駅ナカ等の共同開発・運営(リーシングなど)にも取り組む予定だ。一方、「その他両社が協議する取り組み」では、協業や連携により、「小売事業」、「交通事業」、「金融事業」、「両社グループの施設価値向上」を行うという。
また、両社は、今回の業務提携の第一弾の取り組みとして、新津田沼駅周辺の再整備による新たなランドマーク化を計画している。新京成電鉄株式会社が所有する駅南に位置するビルを中心とした周辺施設を京成グループが改修し、駅北側で営業中のイオンモールと一体的にイオンリテール株式会社が運営する。
「新津田沼駅を中心にお客さまが回遊する新たな交流拠点と再生の象徴となるランドマークとして再整備し、ウォーカブルな街づくりの中心施設として、魅力ある街づくりに貢献」するという。
新たな商業施設では、こだわりの食品をはじめとした日常に必要な商品やサービスを取り揃えることにくわえ、家族や友人と集える場所としてのレストランスペースやライブ会場としても使えるイベントホール、イオンシネマによるエンターテインメント機能なども兼ね備えた施設とする構想だ。
なお、両社は、津田沼の新たなランドマークとして地域に貢献するステージへと再整備することで、イオンと京成電鉄はまちづくりに貢献していくと述べている。
(出典:イオン Webサイトより)