いすゞ、米国に生産拠点立ち上げ 商用車電動化見据え供給体制強化へ
2025/2/14(金)
いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)は2月12日、北米における商用車の電動化を見据えた車両供給体制の強化を目的に、米国サウスカロライナ州に新たな生産拠点を立ち上げることを発表した。
新拠点では、商用車における中長期的な電動化の流れを見据えながら、内燃機関車の需要にも対応可能な変種変量生産方式を導入する。具体的には、いすゞグループとして初となるコンベアレス・ピットレス式を採用し、柔軟性と拡張性を備えた最先端の生産ラインとなる予定だ。また、全工程での品質保証体制構築を目的に、検査の自動化による作業ミスの防止、部品のトレーサビリティ、不良品流出防止のための画像検査等を導入する。
また、同社は、新拠点の総投資額を約2.8億ドルと想定しており、稼働開始は2027年中を計画している。従業員数は700人以上となり、2030年時点での年間生産能力は約5万台を予定しているとのことだ。
なお、同社は、今後も市場からのニーズに合わせた技術開発・商品提供を進め、重点地域である北米での事業をさらに加速させ、グループのPURPOSE(使命)である「地球の『運ぶ』を創造する」の実現に向け取り組んでいくと述べている。
(出典:いすゞ Webサイトより)