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日本郵便、スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス事業受諾

2023/2/20(月)

サービスイメージ

日本郵便株式会社(以下、日本郵便)は、鳥取県日吉津村(以下、日吉津村)が実施する「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス事業」におけるサービス提供を受託した。2月16日付のプレスリリースで明かしている。
少子高齢化の進展とともに、働き手の減少、単身世帯・高齢者世帯の増加がみられている。同事業の目的は、ICTを活用した新たな高齢者見守り事業を行うことで、家族や関係機関の負担軽減を図ることだ。同時に、見守る側と見守られる側がつながり、安心して暮らせる地域づくりを目指す。

同事業では、スマートスピーカー※1 をサービス利用者の自宅に設置し、WebアプリケーションやAlexaスキル※2 を通じて、利用者の生活リズムに合わせた服薬状況、食事および睡眠の状況を確認する。利用者は、スマートスピーカー上で音声・ビデオ通話機能を利用することで、Alexaを利用する家族などと非対面・非接触によるコミュニケーションをとることができる。

※1 Amazonが製造・販売するスマートスピーカー「Amazon Echo Showシリーズ」
※2 Amazonが提供する音声アシスタント、「Alexa」上で提供されるAlexaスキル
ほかにも、ニュースやラジオ情報など、Alexaを通じたエンターテインメント機能を利用することも可能だ。さらに、この通話機能を利用して、日吉津村などの担当者とも連絡をすることもできるようになる。

くわえて、同サービスは、鳥取県内で展開される防災情報等配信サービス「あんしんトリピーメール」とも連携する。これにより、スマートスピーカーを通じて、「あんしんトリピーメール」の配信内容を音声や文字で伝えることが可能となる。

また、同事業は、内閣府「デジタル田園都市国家構想推進交付金 デジタル実装タイプ(TYPE1)」(令和3年度補正予算事業)の対象事業に採択されている。実施期間は、2月17日~3月31日の予定だ。

なお、日本郵便は、地方公共団体と連携した今回の取り組みを通じて、地域が抱える高齢者などの見守りに関する課題解決に引き続き貢献していくという。さらに、今後高齢者向け住宅や不動産管理会社などの法人へのサービス提供を行い、高齢者見守りのほか、介護予防や健康増進などのさまざまなニーズに応えるべくサービスを充実していくと述べている。

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