JR東日本ら、タクシー乗り場の混雑情報を配信する実証実験開始
2022/1/7(金)
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、東京駅八重洲口タクシー乗り場の混雑情報をWebサイト上で、ユーザーに提供する実証実験を開始する。1月5日付のプレスリリースで明かした。
JR東日本は2017年9月5日、モビリティ変革コンソーシアムを設立した。同コンソーシアムの目的は、JR東日本単独では解決が難しい社会課題や次代の公共交通の在り方について、オープンイノベーションによりモビリティ変革を実現することだ。同実証実験は、同コンソーシアムの中のFuture Mobility ワーキング実証実験の1つとして実施する。Future Mobility ワーキングの目標は、「すべての人が、安全に、より便利で楽しみのある移動サービスを享受し続けられる、豊かな社会の実現」だ。二次交通の交通結節点である駅でのタクシー乗り換えをスムーズに行い、密を避けて安全・安心に駅を利用したいというニーズに着目して実証実験を行う。
また、同実証実験は、株式会社日立製作所、DXCテクノロジー・ジャパン株式会社と共同で1月5日から2月8日まで実施する。カメラで撮影した取得映像は、利用者数のカウントおよび混雑状況の可視化のみに使用。実証画面にはプライバシー加工が施された画像データを配信する。
なお、JR東日本は、ユーザー、タクシー事業者などのニーズ検証、行動変容の検証を実施する。そして、今後の社会実装に向けて検討を推進すると述べている。
(出典:JR東日本 Webサイトより)