北谷観光MaaS、沖縄で手荷物当日配送サービス開始 那覇空港等で実施
2022/1/7(金)
北谷観光MaaS共同事業体は、那覇空港と北谷トランジットセンター間の「手荷物当日配送サービス」を開始する。同事業体の幹事会社であるユーデック株式会社が、1月4日付のプレスリリースで明かした。
同事業は、2021年11月5日から開始した、経済産業省「地域新MaaS創出推進事業」に採択された「北谷観光MaaSプロジェクト」のモビリティサービスの第4弾だ。全日空商事株式会社(以下、全日空商事)、株式会社Airporter(以下、Airporter)と共同で実施する。
Airporterは、東京・大阪地区の空港と周辺宿泊施設間で「手荷物当日配送サービス」を運営している。沖縄においても、2019年11月より那覇空港内の全日空商事が運営する店舗「Before U GO(ビフォーユーゴー)」でサービスを開始した。
同事業では、北谷観光MaaSプロジェクトの一環として、北谷トランジットセンターにAirporterの市中型集配拠点を開設する。これにより、那覇空港の北谷観光MaaSカウンターにて手荷物を預けると北谷町まで運ばれ、北谷トランジットセンターで受け取ることが可能だ。また、北谷トランジットセンターにて手荷物を預けると、手荷物は那覇空港まで運ばれ、「Before U Go」カウンターで受け取ることができる。
また、同事業体は、将来的に北谷町内で旅行者が空港チェックインと手荷物の預け入れ手続きができる、観光地としては日本初の「シティ・エア・ターミナル構想」の実現を目指す。実現すれば、旅行者はのんびり手ぶら観光を楽しんだ後、空港ではチェックインゲートを通るだけということが可能になる。なお、同事業体は、これからも旅行客がゆったりと観光できる仕組みの構築に向けて挑戦すると述べている。