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JVCケンウッド、防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダー開発

2023/1/30(月)

「STZ-DR30」

株式会社JVCケンウッドは、二輪や船舶、電車など、さまざまなモビリティ分野で利用できる新たなデバイスとして、防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダー(モビリティカメラ)を開発した。1月18日付のプレスリリースで明かしている。

同社は、長年培ってきた映像・光学技術と車載技術の融合により、ドライブレコーダーには欠かせない高機能・高信頼性・高画質録画を実現した。さらに、自動車保険やライドシェア、トラック運送業界など、さまざまな分野との連携により、通信型ドライブレコーダーを核とするテレマティクスソリューションの提供を推進してきた。

近年、国土交通省が小型の遊覧船などを対象にドライブレコーダーの設置を義務づける方針を固めるなど、さまざまな乗り物(モビリティ)においても万が一のために映像を記録する気運が高まっている。同社には、車内に加えて、車外や屋外での使用に対応したドライブレコーダーへの要望が多く寄せられていたという。

同機は、過酷な状況下でも、フルHD画質/広角撮影、およびHDR対応により高画質な映像記録を実現した。同時に、汎用OSの採用により、衝撃検知や運転支援機能などの独自アプリケーションもオプションとして組み込むことができる。

また、当社開発のSoftware Development Kit(SDK)により、フリートマネージメントシステムをはじめ、さまざまなシステムともデータを容易に連携できる。このため、短期間でのIoT・AIベースのテレマティクスサービス開発を可能とした。くわえて、LTE、およびWi-Fi/Bluetooth通信に対応するとともに、スマートフォンなどのデバイスとの接続もサポートしている。

ほかにも、同機は、顧客のニーズに応じて外部システムとの連携を自由にカスタマイズでき、短期間でのIoT・AIベースのテレマティクスサービス開発を可能としている。

なお、同社は、今後もこのデバイスを軸に、IoT製品やエッジAI製品などとも組み合わせる。そして、二輪や船舶、電車など幅広いモビリティ分野に向けてドライバーに安全・安心を提供するテレマティクスソリューションを提案していくという。

さらに、本機は、東京ビッグサイトで1月25日~27日に開催される「第15回オートモーティブワールド-クルマの先端技術展-」内の「第3回 MaaS EXPO-統合型モビリティサービス[開発]・[活用]展-」に初展示する予定だ。

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