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興和と農研機構 ミノムシの糸の産業化を可能にする技術開発に成功 自動車業界にも応用

2018/12/6(木)

興和株式会社(以下「興和」)と国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下「農研機構」)は、ミノムシの糸の製品化に向けた共同研究を実施し、ミノムシの糸の有用性を見出すことで、その産業化を可能にする技術開発に成功したと発表した。この材料は自動車の部品や車体、医療分野に活用することが期待できる。

自然界の繊維として最強と言われているクモの糸は世界中で研究されている。今回、見出されたミノムシの糸はそのクモの糸を凌ぐ優れた糸になり、その意味で世界最強と言えるだろう。このミノムシの糸は、タンパク質から構成されているシルク繊維だ。興和と農研機構によると、ミノムシの吐く糸がクモの糸よりも、弾性率、破断強度、およびタフネスのすべてにおいて上回っていることを世界に先駆けて発見した。また、ミノムシの糸は強くて高タフネスといった、構造材料としての理想的な外力への応答性を示すだけでなく、熱にも非常に高い安定性を示し、ミノムシの糸を樹脂と複合することで樹脂の強度が大幅に改善されるなど、多数の優れた特性を見出した。

興和と農研機構は、このシルク繊維が、革新的バイオ素材として、脱石油社会に貢献できる持続可能な製品と捉えている。また、昆虫機能を利用し、環境に負荷を与えない生産体制は、省エネの観点からも低炭素社会実現に貢献できる。今後、興和では、このミノムシの糸について、強度特性の優越性のみならず、バイオエコノミーの観点から最先端の新産業を創出する革新的新素材と捉え、産業化に向けた他社との連携を視野に、生産体制の構築を進めていく予定。

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