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クボタ、電池材料市場参入 2024年にチタンニオブ複合酸化物量産開始

2023/5/9(火)

チタンニオブ複合酸化物(右)
電池のイメージ(左)

株式会社クボタ(以下、クボタ)は、リチウムイオン二次電池の負極材料として使用するチタンニオブ複合酸化物の量産を2024年末に開始する。
脱炭素対応が各国で推進される中で、EVなどに使用されるリチウムイオン二次電池は需要拡大が見込まれている。また、電動化した製品の普及にあたり、リチウムイオン二次電池には小型化や大容量化はもとより、急速充電性や長寿命化など、さらなる性能向上が求められている。

一般的にリチウムイオン二次電池の負極材料には、黒鉛が用いられている。対して、チタンニオブ複合酸化物は、電池の長寿命化や優れた急速充電性を実現しうる材料だという。このため、トラックやバスを含むEVをはじめ、電動化需要への貢献が期待される。

また、同社は、リチウムイオン二次電池用負極材料であるチタンニオブ複合酸化物の合成技術※1、および製造プロセス技術※2を開発した。2024年末に量産を開始し、月間生産能力を50トンから段階的に引き上げていく予定だという。

※1 複数の元素や化合物から、目的物である一つの化学物質を作り出す技術
※2 目的物である化学物質の製造工程における、高収率化や品質安定化、環境負荷やエネルギー消費の低減等に関わる技術(プレスリリースより)
(出典:クボタ Webサイトより)

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