自動運転EVバス導入の可能性検討 マクニカ、小樽市で実証実施
2025/8/18(月)
北海道小樽市(以下、小樽市)とマクニカは8月8日、バスの乗務員不足を背景に、将来的にバス路線を維持していく手段の一つとして、自動運転EVバス導入の可能性を検討するために、実証運行を行うと発表した。
同実証は、自動運転レベル2で実施し、車両にはオペレータが乗車することで、その監視下で運行する。基本的に自動で運行するが、障害物を車両が検知するなど危険な状況と判断した場合は自動停止し、オペレータが手動で運行をサポートする。
また、同実証では、自動運転EVバス「NAVYA EVO」を使用し、小樽国際インフォメーションセンターから小樽運河や小樽堺町通り商店街周辺を循環する3.7kmのルートを、1日7便運行。公共交通空白地帯での導入を視野に、路上に停めた車など障害物がある中においても安定した運行が可能かを確認する。さらに、車両の走行データをマクニカ製遠隔運行管理システム「everfleet」に連携し、自動運転EVバスの走行情報をリアルタイムに離れた場所で確かめるという。
なお、マクニカは、自動運転EVバスの実証実験などを入口に、安全安心で住みよい未来のまちづくりを、全国の自治体と進めると述べている。

運行ルート
(出典:マクニカ Webサイトより)