マクニカ、メンテナンスフリーのセルフクリーニングカメラ販売へ
2023/11/7(火)
株式会社マクニカ(以下、マクニカ)は10月31日、セルフクリーニングカメラの「ToughEye(タフアイ)」の販売開始を発表した。
今回の販売は、カナダのExcelSense Technologies Corp.(以下、ExcelSense Technologies社)と日本国内における代理店契約を締結し実施する。「ToughEye」の特長は、粉塵や泥、油分、湿気の多い悪条件の環境下において、光学センサーに付着した摩耗性汚染物質や油性汚染物質、結晶化汚染物質をセンサー自身が除去できることだ。これにより、システムを維持するためのメンテナンスが不要になり、過酷な環境下においても継続的に動作するができるようになる。
また、このカメラでは、独自の特許技術によりカメラのレンズ面自体を回転させ、筐体内にあるワイパーを利用する。これにより、摩耗性の高い埃やグリースなどの洗浄において、外部ハードウェアや液体、圧縮空気を用いない方法を実現している。このような理由から、このカメラは、トラックの前方監視や産業機器のマシンビジョン、搬送機の遠隔監視等で、作業機械の自動化・自律化を実現するために利用されているという。
なお、同社は、国内の建機・農機メーカー、ゼネコン、インフラ事業者、鉱山事業者等を対象に「ToughEye」を用いたセンシングから取得したデータの利活用まで幅広く提案、販売する。そして、過酷な環境下で活躍する作業機械の自動化・自律化を促進し、社会課題の解決に貢献していくと述べている。
(出典:マクニカ Webサイトより)