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モバイルクリエイト、タクシーアプリ「S.RIDE」とシステム連携開始 1台のタブレットで複数アプリ受注に対応

2025/10/21(火)

モバイルクリエイトは、自社が提供するタクシー配車システム「新視令 for クラウド」の車載タブレットと、S.RIDEが提供するタクシーアプリ「S.RIDE」のドライバーアプリとの連携を開始した。これにより、乗務員は1台のタブレットで自社の配車指示とS.RIDE経由の注文の両方を受けられるようになり、業務効率化と利便性向上を図る。

モバイルクリエイトはこれまでも、DiDiやUberといった大手配車アプリと自社のタクシー配車システムとの連携を進めてきた。今回のS.RIDEとの連携は、その流れをさらに加速させるもので、タクシー事業者がより多くの配車機会を獲得し、乗務員の業務負担を軽減することを目的としている。

この連携により、S.RIDEから配車注文が入った場合、モバイルクリエイトの車載タブレットが自動でS.RIDEのドライバーアプリ画面に切り替わる。乗務員は手動でアプリを切り替える必要がなく、注文の取りこぼしを防ぎながらスムーズな操作が可能となる。また、モバイルクリエイトの自社アプリ上にはS.RIDEの受付開始・停止を操作できるショートカットボタンも設けられ、操作性が高められている。

従来、タクシー事業者が複数の配車アプリに対応する場合、アプリごとに専用のスマートフォンやタブレットを複数台、車内に設置する必要があり、操作の煩雑化や車内スペースの圧迫といった課題があった。今回の連携は、これらの課題を1台のタブレットで解決するソリューションとなる。

まずは熊本県内のタクシー事業者向けに2025年10月14日から提供を開始しており、今後、対象エリアの拡大も期待される。モバイルクリエイトは、今後も多様なソリューションを展開し、タクシー業界のDX推進とサービス向上に貢献していくとしている。

自社アプリからS.RIDEドライバーアプリへの自動り替えイメージ

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