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経産省、自動バレー駐車に関する国際標準発行 駐車場所探索等解消へ

2023/8/1(火)

自動バレー駐車システム

経済産業省は7月27日、「自動バレー駐車」に関する日本・ドイツ共同開発の国際標準発行を発表した。「自動バレー駐車」とは、大型施設の駐車場等で、ユーザーが出入口で乗降車する際以外は、車両の受け渡しと駐車スペースまでの往復と駐車を無人の自動走行により行う技術だ。

同技術が普及することで、駐車場スペースの有効活用や駐車場内での事故低減に寄与する。さらに、ユーザーの駐車操作がなくなり、駐車場所の探索・空き待ちなども解消されるなど、ユーザーの利便性の向上やCO2の排出削減効果も期待される。

今回の国際標準では、駐車場の予約から駐車場への車両の引き渡し、駐車場内での自動走行および駐車、車両引き取りまで、一連の自動バレー駐車システムの動作や手続きなどについて規定している。

また、同標準では、世界中のさまざまな方式に対応させるため、システム構成によって、3タイプのインターフェース仕様を規定している。車両の制御機能を車両側が担うタイプ1、インフラ側が担うタイプ2、車両・インフラがお互いに連携するタイプ3だ。

くわえて、同標準により、各事業者は、共通の定義に基づく自動バレー駐車の車両側、および駐車場インフラ側の機能/システムの開発が可能となり、メーカーの異なる車両の駐車場への相互乗り入れが可能となる。これにより、自動走行レベル4の早期実現、そして「自動バレー駐車システム」の社会実装の加速化に寄与することが期待されるという。

(出典:経済産業省 Webサイトより)

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