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みちのりHD、茨城県高萩市で呼出型最適経路バスの実証実験開始

2021/7/1(木)

株式会社みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)は6月28日、茨城県高萩市内において呼出型最適経路バス「MyRideのるる」の実証運行開始を発表した。この実証運行は7月1日から開始し、高萩市、茨城交通株式会社(以下、茨城交通)、Via Mobility Japan株式会社も参加する。

呼出型最適経路バスは、人工知能(AI)を利用して、利用者からのリクエストに合わせてバスの運行経路とダイヤを最適化して運行する。既存の標柱バス停に加えて、仮想バス停(バーチャルバス停=VBS)をきめ細かく設定し、利用者の利便性を大幅に高める。利用希望者は、専用アプリ「MyRideのるる」や電話で希望する出発地と目的地をリクエストする。すると、AIが、他の乗客の予約内容や道路混雑状況等に合わせて、最適な運行経路とスケジュール(ダイヤ)を生成するという流れだ。

今回の実証運行では、多数の仮想バス停を利用することで、既存バス停よりも希望場所に近い場所での乗降が可能だ。運行時間帯(概ね8:30~15:00)内であれば、利用したいときにバスを呼び出せる。また、利用者は、アプリ画面で乗車するバス停までのルート案内、乗車する車両の現在位置・バス停到着予想時刻、車両情報(ナンバープレート等)を確認可能だ。乗車後は、車両の現在位置と目的地までの経路と予定到着時刻を表示する。

なお、今回の事業は、2021年3月23日に高萩市と茨城交通、みちのりHDで締結した「ダイナミックルーティング実証実験にかかる協定書」に基づいて実施する。2021年7月より段階的に対象利用者を拡大し、年度内には高萩市内の既存の路線バス運行エリアほぼ全域にサービスを拡大する予定だと述べている。


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