MIRAI-LABOら、中古EVバッテリー自動劣化診断ライン稼働
2025/8/1(金)
MIRAI-LABO社は7月29日、オークネット社と共同で、EVリチウムイオンバッテリー(以下、EVバッテリー)の性能/劣化診断を行う「自動劣化診断ライン」をミライラボ敷地内に開発・構築し、7月30日に本格稼働すると発表した。
オークネット社とMIRAI-LABO社は2024年12月、使用済みEVバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal(エナジー・ループ・ターミナル)」の予約受注開始を発表した。さらに、MIRAI-LABO社は、使用済みバッテリーを再利用した自律型街路灯を提供している。
自動劣化診断ラインは、従来、1モジュールあたり手動で24時間以上を要していた診断を、5分以内で完了する自動診断装置だ。これにより、中古EVバッテリーを搭載したリパーパス製品の生産リードタイムの短縮や、増加している中古EVバッテリーの劣化状態の可視化需要への迅速な対応が可能となり、「Energy Loop Terminal」の利用促進と規模拡大に貢献するという。
また、MIRAI-LABO社は、今後自律型ソーラー街路灯の急増を見込んでいる全国自治体や企業からの需要に対しても、自動診断ラインを活用することで安定供給していく計画だと述べている。