ニュース

三菱自動車とYanekara、公用車の充電制御運用を倉敷市役所で開始

2025/4/28(月)

Yanekaraは4月24日、EVの充電制御が可能な20基の充電設備および充電サービスを三菱自動車工業(以下、三菱自動車)と協業し、倉敷市に販売し、倉敷市役所本庁舎駐車場で公用車の充電制御の運用開始を発表した。

同サービスの特長は、充電台数や充電時間を設定することで、ブレーカーの容量を超過せずに計画的に充電をできる点だ。充電時間を制御することで、特定の時間に充電が集中することによる契約電力超過を解消することが可能だ。さらに、同時に充電する台数を制御することで、既設のブレーカー容量でもできる限り多くの充電器を同時に運用することができる。

なお、Yanekaraは、電気工事不要で導入可能なEV充電器や家庭用蓄電池の開発、販売を通して、分散エネルギーリソースの迅速な普及に貢献していくと述べている。

▼関係者のコメント
■三菱自動車のコメント
三菱自動車は、2009年に世界初の量産EVである『アイ・ミーブ』、2013年に世界初のSUVタイプのプラグインハイブリッドEVである『アウトランダーPHEV』を発売するなど電動車の普及に取り組んできました。現在では、電動車の製造販売のみならず、カーボンニュートラルに向けて取り組む自治体や企業のEV導入・充電インフラ整備などについてもパートナー企業と連携し支援しています。

今後もEV導入に係る社会課題を解決することで利便性の向上に努め、EVの普及促進に貢献していきます。

■Yanekaraのコメント
Yanekaraは、「地球に住み続ける」をミッションとし、「21世紀の黒部ダム」を構築することを目指す東京大学発のディープテック・スタートアップです。コンセントに挿すだけで設置可能な蓄電池”YanePort”やEV充電コントローラー”YaneCube”に代表される独自の「プラグイン電源」技術により、分散型電源を前例のないスピードで普及させ、それらを群制御することで巨大な仮想発電所を構築することを目指しております。今後もYaneCubeの販売を通してEVの導入をより簡単に、より安価に実現することでモビリティーセクターの電動化に貢献していきたいと考えております。

倉敷市のコメント
倉敷市は、2021年6月に「2050年ゼロカーボンシティ」へチャレンジすることを宣言しています。このたび、公用車用に充電制御設備を導入することで、電気設備の増設費用を抑えながら電気使用量のピークシフトを実現しています。今後も、電動車の導入や充電環境の整備を進めていくなど、カーボンニュートラルに向けた取り組みを進めていきます。

get_the_ID : 244095
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る