ニュース

MobiSaviと愛媛日産、国内初「性能証明・残価保証」付きリユースEVを提供開始 地元企業へ導入スタート

2025/12/29(月)

株式会社MobiSavi(以下、MobiSavi)と愛媛日産自動車株式会社(以下、愛媛日産)は2025年12月25日、EVの「性能証明」と「残価保証」などを組み合わせた国内初(MobiSavi調べ)となるリユースEV「ReNew EV」の提供を開始した。本取り組みは愛媛県のデジタル実装プロジェクト「トライアングルエヒメ2.0」の一環であり、EVを使い切りではなく地域資源として循環させる新たなビジネスモデルの実証を行う。

現在、中古EV(リユースEV)の多くはバッテリー性能への不安や残価の不透明さから国内での流通が進まず、海外へ流出するケースが多い。こうした課題に対し、両社はリユースEVの市場価値を可視化・担保する仕組み「ReNew EV」を構築した。

「ReNew EV」は、従来の現状渡しの中古車とは異なり、以下の4つの特徴を持つ。

1.性能証明:バッテリー状態などを客観的に評価・証明する。
2.残価保証:将来的な買取価格をあらかじめ保証する。
3.バッテリー性能保証:利用期間中の性能劣化に対する保証を付与する。
4.再整備:新車に近い品質まで整備を行う。

これにより、ユーザーは新車に近い安心感を持ちながら、価格を抑えてEVを導入することが可能となる。

実証の第一弾として、2025年12月より愛媛県内の企業への導入が開始された。愛媛綜合警備保障株式会社には「日産リーフ」が、株式会社城西自動車学校には「日産サクラ」がそれぞれリース契約で納車されている。

両社は今回の先行導入を通じて運用面やニーズの検証を行い、2027年度の本格事業化を目指す。将来的には四国全域や中国地方へのエリア拡大も計画しており、EVサーキュラーエコノミーの実現と地域経済の活性化に貢献していくとしている。

▼関連記事はこちら▼

get_the_ID : 250693
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

自動運転特集

ページ上部へ戻る